場面緘黙症 不登校、ひきこもり

場面緘黙症の児童は不登校やひきこもりはあるのか?

現代社会の大きいな課題となっている「ひきこもり」。
場面緘黙症はひきこもりになる原因のひとつです。

 

子供時代の場面緘黙症が、一度は収まったものの治りきっておらず、
社会に出て環境が大きく変わった事がきっかけとなり、

 

再びしゃべれなくなる大人の方も少なくありません。
そうなると会社に行けなくなり、次第に外に出るのが怖くなってひきこもりになってしまいます。

 

大人の場合、完治はより難しいという事なので非常に大きな課題ですね。
また、場面緘黙症の最中に居る子供たちは不登校になるケースがあります。

 

基本的な場面緘黙症の特徴としては「目立ちたくない」という気持ちが強くありますので、
不登校という人と違う行動を自分から取る事はあまり無いそうですが、

 

実際に不登校のお子さんを持つ親御さんのブログなどを見ていると「場面緘黙症で不登校です。」
いう悩みが多く見受けられます。

 

お子さんが「学校へ行くのが怖い」と言って登校できずに居るそうです。
中には合唱で歌う事ができずに意地悪をされたり、

 

音読ができない事をからかわれたりして行きたくなくなったという話もありました。
ただでさえ大変だと言うのに、そのような事があれば行きたく無くなるのも無理はありません。

 

どうしても登校できない場合、フリースクールに通わせるという手もあります。
場面緘黙症で中学の3年間フリースクールで勉強して普通の高校に入学し、

 

楽しく生活できたという生徒さんも居ます。

 

不登校は心配ですが、「今、学校に行かせる」という事だけにこだわらず、
徐々に良くなって将来幸せに暮らせるよう、長い目で見守ってあげてください。